【お米は栄養の宝庫】
米を食べると太りやすいと思われているかも知れませんが、これは大きな誤解。
米は良質の植物性タンパク質を多く含んでいるばかりでなく、
糖質・脂質・灰分・カルシウム・ビタミンＢ類などもたくさん含んでいます。
ヘルシー食品としても現在世界的に注目されています。
お茶碗1杯に含まれる栄養素のバランスもよく、栄養パワー抜群の健康食品ともいえます。
【賢いお米の保存方法】
■お米は生きているんです
お米の質が低下すると、粉をふいたようになります。
酸化してしまうとこのようになります。
■保存容器は気を付けて
お米の袋には空気抜けの小さな穴が開いています。
陳列したり箱の中に入れたりするのには都合がいいのですが保管には不向きで、袋の口を閉じていてもこの穴から湿気を含んだ新しい空気が中に入ってしまいます。冬期間ならまだいいのですが、高温多湿の梅雨時期には長期間の保存には適しておりません。
米袋からタッパーやプラスティック容器などの密封容器に移し替えるとお米の劣化を防ぐ事ができます。
特に梅雨から夏期間の高温多湿時にはお米が酸化しやすいのでこれらの容器で保存する事をお勧めします。
■お米にも賞味期限があります
季節によって精米したお米の賞味期間は異なります。
暖かくなるほど保存期間は短くなり、新米が出回る秋口から翌年の3月頃までは、2カ月でも大丈夫です。
しかし春を迎えると保存期間は1カ月が目安となります。
それから梅雨を迎え、また３0度を超えると2週間ぐらいが目安となります。
■保存場所について
お米をよい状態に保つには、風通しがよく、涼しくて暗い場所が適しています。
急な温度湿度の変化は虫の発生や劣化の原因になりますので、できれば家の中で一番涼しく、
風通しが良い日の当たらない場所が望ましいです。
しかし毎日炊くお米なので台所以外におくと、ちょっと面倒ですね。
なので、2キロぐらいを台所に置き、残りを納戸などにしまうといいと思います。
床下に収納庫のある家庭では、ここを利用するのもよいでしょう。
風通しはよくありませんが、温度はかなり低くなります。
長期保存の時は冷蔵庫の野菜室にいれておくとお米の質は低下しません。
もっともこれは冷蔵庫に余裕が無ければできませんが。
【おいしいお米の炊き方】
(1)お米をきちんと計る
(2)お米を手早く洗う
最初はたっぷりの水で数回軽く混ぜるようにして手早く洗い、
すぐに水を捨ててください。
※ゆっくり洗うと、ご飯がヌカ臭くなってしまいます。
後は２〜３回水を換えて手のひらで押し付けるようにしてお米を研ぎ、
洗い流してください。
最後は水気をしっかりと切りましょう。
(3)水加減がとても大事
計量カップできちんと水の分量を計りましょう。
水加減の標準は、白米の場合、洗う前のお米の量の20％増し、
新米は10％増しです。
(4)お米に十分水を吸わせる
水に浸しておく時間は水温によって異なります。
長時間水に浸けすぎるのは要注意！！お米が水分を吸いすぎてべとついてしまいます。
夏なら30分くらい、冬は1〜２時間が目安。
(5)ご飯をじっくり蒸らす
蒸らしの時間はいろいろいわれていますが、大体 10 〜 15 分程度が一般的です。
※炊飯器のスイッチが切れたときは、まだごはんの芯の部分は煮えていません。
(6)最後の仕上げ
ちゃんと蒸らした後は熱いうちにできるだけ早くご飯をほぐしましょう。
ふんわりと、ご飯粒をつぶさないように気をつけましょう。
縁のほうからしゃもじを差し入れて底から混ぜるとご飯粒がつぶれにくいです。
■食べ残ったご飯について
すぐに食べない場合は、冷凍保存可能な容器
または袋に入れて冷凍庫に入れて保存しましょう。
保存したご飯を食べる場合は電子レンジで加熱して食べて下さい。
※夏場は特に保温ジャーでの長時間保温はさけてください。
